デザインとアートの決定的な違い

デザインとアートの決定的な違い

デザインとアートは、凄く共通点はありますが、分類するのが非常にむずかしいと思います。

これについて直接ビジネスには関係ないかと思われるますが、この違いを知っておくと、デザインに対する意識がかわると思います。

それに加えて、デザインについて再確認でき、今後のブランディング戦略に役に立つかと思います。

デザインとアートを超簡単に分類してみる

デザインとアートの違いについて説明する前に、決定的な違いはありませんので、ここで説明するのは、あくまでも、第一段階の説明と判断していただきたいと思います。

大まかに、デザインとは、基本的にクライアントの意見にそって作品を作ります。アートは、作家の思い・情熱を表現した作品です。

言い換えると、他人のためか、自分のためかの違いです。もちろん、それが全てではありません。あくまでも大まか分類するとです。

デザインの基本的な性質

では、デザインの基本的な性質は、時代のトレンドにそったものや、カテゴリーにだいたいの雰囲気にそったデザインが意外と人々に好まれます。

例えば、使われるフォントなど、時代によって好まれるものが若干変わってきます。文字の配置の仕方とか、スペースの開け方などもです。ビッシリ画面に文字を置くデザインが好まれたり、スペースをやたら開けて文字を小さくしたものが好まれたりです。

アニメエヴァンゲリオンの文字の配列など、トレンドになり、かなりのデザインがあの手法を使用したかと思います。

また、90年代ころのデザインは、CGを使った物(コンピューター駆使して作ってます見たいな)ものをよく見ました。

また、カフェのロゴデザインなどは、なんとなくスターバックスみたいな丸い形のものがよく好まれている感じです。

また逆に言えば、ラーメン屋のデザインにチョコレートのパッケージのようなデザインはあまり使用しないとか(あったら絶対カッコいい)

ハンバーガーショップのデザインなら、なんとなくアメリカの国旗をイメージしたものを使うなど、大体のカテゴリーにそったイメージで作成されることが多いいです。

アートの基本的な性質

アートは、デザインの性質とは、全く違っていて、逆に、時代のトレンドにそったもの、カテゴリーの雰囲気に沿った物ではないと、言いたいところですが、そういうことではないのです。

アートの性質は、ずばり自由です。自由だから、トレンドに沿った物でも、カテゴリーに分類されても、もちろん、全く独創的でもなんでも、作家がアートだと言えば、アートになってしまうという性質があるのだと思います。

ですので、もちろんアートがデザインになる可能性もあります。ただ、作品を制作するきっかけが、クライアントの指示で制作されたものか、作家が作品として制作ししたものかの違いで、飾ってあったアート作品が、あるお客さんがとても気に入り、その作品を使って、パッケージにしたしたら、パッケージデザインになりうるということです。

デザインとアートの基本的な違いというのは、制作者が自由に制作したか、クライアントの指示で制作されたかの違いが大きく作用されているということです。

ですので、ラーメン屋のクライアントが、チョコレートのパッケージみたいなデザインにしてくれという依頼だったら、デザインナーは、その依頼にそって、チョコレートのイメージでラーメンのデザインを作ると思います。ここで、お客さんに違和感なくラーメンとチョコレートの雰囲気が出せるかが、デザイナーの腕次第になってくると思います。

また、もし仮に、そのデザインが人々の心を掴み、そのラーメン屋が繁盛したとします。

すると、それをマネするラーメン屋が、増えてきて、いつしかトレンドになり、多くのデザインナーがその雰囲気を真似て制作されていけば、また新たなラーメン屋のイメージのカテゴリーになり、なんの違和感もなくチョコレートのパッケージ風のラーメン屋のデザインが、使用されるようになってくることになるのです。

デザインとは、そうした流れの繰り返しで、時代に沿ったトレンドが変化して進化していくものなどです。

また、古いデザインの手法が、時代に立つにつれて、斬新に見えたりするものです。その古い手法と今のデザインの傾向をミックスして、どこか懐かしさが残るおしゃれなデザインなどもよくつかわれる手法ですね。

デザインの性質とアートの性質から見出す。斬新なデザインのヒント

今まで説明してきた通り、デザインの性質は、時代背景・カテゴリーのイメージにとても、影響されている傾向にありますが、時代の流れと共に、徐々に変化しています。

その変化のきっかけの一つとして、チョコレートのパッケージのイメージでラーメン屋のデザインを制作するという例を挙げたように、斬新な、デザインがきっかけで世の中のトレンドが変わることがあるのです。

そこに、うまくはまったデザインが、ビジネスとして、大きな利益を生み出す可能性があるのです。今までない物で、人に受け入れられたら、ラーメン屋で言ったら、そこのラーメン屋しかそのデザインを使用してないので、間接的ではあるが、独占的な効果を得られるということです。

しかし、そんなに簡単なことではない

しかし、その斬新なデザインで勝負するのは、簡単なことではありません。やたら、斬新に制作しても、一般人にその商品のカテゴリーイメージがない場合、逆に見向きもされない可能性がでてきてしまうのです。ラーメン屋のお決まりの、赤い下地に、白い太文字のラーメンって書いてあるのぼりを見ると、なぜかラーメンが食べたくなるみたいな、効果を無視してしまうと、たとえ斬新でなおかつお洒落でカッコよくても、全く効果をなさない可能性が出てしまうからです。

ですので、そこの兼ね合いを見定めて、斬新な物を制作しなければならないということです。

もしかしたら、アート作品にいろんなヒントがある

アート作品は、先ほど説明したように、かなり自由です。感覚的な作品も沢山あります。また、アート界で超有名になれば、一般人もそのアート作品を見ただけで、”どっかで見たことある”となるし、それがトレンドになり、アートと言ったら、こんな感じっていう風にアートのカテゴリーイメージになったりするのです。

有名な キース・ヘリングアンディ・ウォーホル などが、そういった部類にはいるのかと思います。彼らの作風が多くの一般人のイメージとしてアートを連想する代表的なものではないかと思います。

しかしながら、そこまで強いアートのイメージがあると、なかなかデザインの参考イメージにはなりにくいと思います(クライアント次第ですが)

しかしながら、アート作品というのは、実にたくさんあります。そんな中で、必ず目を引くものも沢山ありますし、もしかしたら、ラーメンにピッタリなアート作品もある可能性があります。また、果物しか描かないアーティストがいたとします。そのアーティストは、果物を作家なりに研究し、色の配合や果物の配置など絶妙に使い作品にしてたとします。とても斬新でしかも研究されつくした果物の作品がそこにあるということなのです。

そういった作品をイメージとして、斬新なデザインの提案をするのも、一つのほうほうです。

ですので、アート作品を沢山見て脳の片隅にイメージを蓄積しておくと、斬新なイメージが出てきやすいです。

まとめ

デザインとアートの性質は意外に言えませんが、違いがある。

デザインは、時代のトレンド・カテゴリーのイメージにそったデザインが好まれる。

しかし、斬新なデザインは、成功すれば大きな利益を生む可能性がある。

斬新なデザインの制作のヒントとして、アート作品は、アイデアがたくさん詰まっている。

デザイナーさんもアーティストさんも、生みの苦しみと付き合いながら制作していると思います。この文章を読んで、少しでも考え方をリフレッシュしていただき、いろいろなアイデアのヒントの手助けになればと思います。

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