クライアントがデザイン・イラストを依頼するとき、失敗しない依頼の仕方!!

クライアントがデザイン・イラストを依頼するとき、失敗しない依頼の仕方!!

イラストレーターさんやデザイナーさんは、今非常に大変な時代になってきているのではないかと思います。

実際ネットの普及で、うまくその流れに乗ってビジネスとして成立させている方もいるとは思いますが、それはごくごく少数であり、多くのデザイナー・イラストレーターさんは、苦労していると思います。

その背景には、いろんな要因があるとおもいますが、一つに、コンピューターの普及・ネットの普及で価格競争が生まれ、時代に沿ったデザインの提供・イラストの提案の性質変わってきたこと、イラストレーターやフォトショップなどで誰でも簡単に、デザイン・イラストの制作が可能になったこと、スピードサービスを求められる時代になったので、時間のかかる精巧なものが好まれなくなってきた。(スピードサービスとは、値段に直結していて、スピードが速いイコールコストを下げられる、つまり、イラストレーター・デザイナーがスピードが速くないと見合ったコストで仕事が出来ないという状況になっている)

このような理由から、値段がどんどん安くなっているのだと思います。

神がかった従業員の存在

印刷の仕事をしていると、ごくたまに、お客さんがデーターの持ち込みで印刷依頼を受けます。だいたいそのほとんどが、素人制作のものなので歯がゆく感じるときがあるのですが、

そのなかで、これ素人が作ったんですか?って目を疑いたくなるような、データーをしかもフォトショップだけで作ってきたり(通常チラシやパンフレットならイラストレーターの方が絶対使い勝手がいいはずなのに)神がかったセンスの持ち主がいます。

また、女性のかたなら、シンプルなのに非常に可愛いイラストを描いてきたりと凄い人がいます。

もし、そのような従業員を抱えている企業さんがいたら、われわれ印刷業・デザインに携わる会社は、コスト面も・内容も太刀打ちできません。それは、コンピューターのおかげで、手軽にデザイン・イラストが出来てしまう時代背景があるからだということです。(テクノロジーの役割って何なんですかね?って思ってしまいますが・・・・)

こうした現状で、イラストレーター・デザイナーさんたちは、何とか続けるためにいろいろもがいた挙句、クライアントの言いなりになりコストを下げたり、イラストレーターさんでしたら、ひどい時は無料で作品を提供したりと悲惨な状況が生まれてきているのだと思います。

クライアントにとってとてもいい時代?

このような価格破壊で値段が安くなってしまっているので、逆にお金を払う立場のクライアントは、非常にいい時代に見えますね。

果たして、そうなのでしょうか?

イラストレーターを上げてみます。だいたい今の相場だとイラストをA4サイズぐらいで制作して、データー渡しで1イラスト5000円で提供されています。この金額は非常に安いです。

打ち合わせして、ラフを描いて修正して完成させて、やっと5000円です。もしクライアントが完成したイラストが気に入らなかったら、次は仕事がきません。他のイラストレーターを探すことになります。

ここでのやり取りをもっと掘り下げて考えてみてください。イラストレーターの仕事で5000円の仕事を得るのに、かかった時間は、打合せ含めおおよそ2日位かかったとします。

ということは1日2500円の収入です。これではイラストレーターも生活できないので当然、イラストの描く時間を短くして単納期を狙ってきます。すると当然質も悪くなるし、心理的に”安いしこんな感じでいいかな・どうせ次は引き受けないし”みたいなネガティブな感情で仕事を遂行することになってしまいます。

一方クライアント側は、まず、そのイラストレーターに声をかけるきっかけになったのは、当然イラストが素晴らしかったからだと思います。そこで、なるべく経費を抑えてビジネス展開したいから、材料費というものがあまり感じられないイラストを軽視されやすくなります。ですので、とんでもない安い金額でイラストを依頼する流れになってしまいます。しかし、イラストを依頼するきっかけとなった作品と質が違うのでがっかりして別の人を探すことになってしまっている状況が生まれてしまうのです。

私も、非常にたくさんの方から、依頼されて、”拡散になるから無料で描いてくれないかとか・これからWINWINの関係でお互い盛り上げていき、その暁には・・・・”みたいなことを沢山言われてきていました。

でも、前はいくつか引き受けた案件のありましたが、全てうまくいかなかったです。

クライアントさんの本当の目的は、そのイラストを使ってビジネスを拡大させる一つの武器にしたいのではないかと思います。その武器が、安物だったらいい効果は得られません。

必ず”安いから・こんなものでいいか”というネガティブ志向が生まれてしまいますし、クライアント側は、駄目だったら別の人に頼むという安易な考えになってしまいます。

成功している企業さんは、どういう感じなのか

成功している企業さんには、質の高いイラストレーター・デザイナーがかかわっています。

仕事の取り決めも非常にスムーズですし、いいものが出来ています。では、その流れを掘り下げて考えてみていきたいと思います。

成果をだすクライアントさんの特徴

成果をだすクライアントさんは、まず交渉がとても速いです。それは、なぜかというと、イラストレーターが喜ぶ妥当な金額を知っているので、依頼したいイラストレーターさんが制作するのにかかる時間と一般的にプロとして制作する時間を比較して、あまりにも時間がかかるようであれば、その話は無しになります。それはプロとしてやるには、時間がかかりすぎ=技術がない・やる気がないとみなします。結論プロのイラストレーターではないということです。

プロとして信頼できるイラストレーターかどうかをまず見極めるのです。

もし、それ相応の時間で制作できるのであれば、あとはイラストレーターが生活できるくらいのギャラを提示するだけです。

目安としては、一日10000円くらいの計算で、3日かかるようなら3万円一週間かかるなら7万円という感じです。

成果を出しているクライアントはそれだけではない

こうして、イラストレーターさんとお付き合いが始まると、クライアントさんは、どんどん仕事をコンスタントに依頼してきます。ここが非常に大事で、コンスタントに仕事をだしていくと、イラストレーターがクライアントの意図していることが、すぐにわかるようになりますので、それだけ打合せ時間が減ってきます。減ってくると、間接的にコストダウンに繋がるし、仕事がたのしい状況になるので、ポジティブな状況がうまれ、結果ビジネスの拡大に繋がっていくことになるのです。

お抱えのイラストレーター・デザイナーを持っている企業は、そうした関係性で非常に効果的なデザイン・イラストを世にだし、商品ブランディングを成功させているのです。

その究極を行くと、どうなるか

最終的に、そのお抱えイラストレーターは、どんどん成果を出していきます。すると、イラストレーターのネームバリュー自体があがり、その人のそのもののに価値が出てきます。すると、次にアートと活動として、個展などをやると、作品がバンバン売れ出していきまた有名になっていきます。有名になれば、そのイラストレーターを起用しているクライアントの商品も非常に強い広告効果をえられるということになるのです。

報酬の大切さ

それなりの報酬をだすということは、クライアントもイラストレーターに意見を言いやすくなりますし、イラストレーターも意見を聞きやすくなります。

クライアント側なら、これからあなたと長い付き合いをしたいから、こちらの要望をしっかり理解してほしいという気持ちでイラストレーターに要望できますし、

イラストレーター側は、満足な金額を提示してくれたクライアントさんだから、なんとかして、要望に応えこの先ずっとお付き合いしていきたいという気持ちになるのです。

そうして、ポジティブな関係を築くことができ、結果、素晴らしい作品ができ商品に大きな効果をもたらす流れとなります。

イラストレーターさんの心構え

ですので、イラストレーターさんも、いま厳しい時代ですが、プロとしての心構えをしっかりもって、納期には、間に合わせる。こだわりを持ちすぎない、受けた仕事は必ず最後までやるというような心構えでいい仕事の依頼が来た時のだい一歩をふみだしていただけたらと思います。

クライアントさんの心構え

イラストレーターさんが新人でしたら、(むろん新人さんならギャラも安い)そのイラストレーターがプロとしてこの先活動していってくれるのか、仕事としてしっかりやってくれるのかということをしっかり見極めることが大事です。

そして、イラストレーターさんが生活できる報酬以上の金額の提示をしてあげる。

出来れば、今後長い間お付き合いをしていきたいという気持ちでイラストレーターさんを抜擢すること。

このような関係で行けば、必ず軌道に乗って、効果的なイラストを提供でき、ビジネスとして大きな収益を得ることができるのです。

無料や格安での仕事は、長続きは絶対しません。特にアイデアを商売にするイラストやデザインなどは、材料を必要としないので、価値を軽く見られがちですが、見えないところでとても大きな影響を与える物なのです。

最後のまとめ

有名イラストレーター・デザイナーは、ギャラが非常に高いです。そんあ有名になった人たちも、このような流れで実績を積み有名になってきました。

もし、あなたがクライアントの立場でいイラストレーター・デザイナーを探しているのであれば、新人さんを、安く扱うのでなく、それ相応の金額で依頼し、また、そのイラストレーター・デザイナーをあなたの会社にとって有益になるよう育て上げるつもりで、抜擢してあげたら、非常に素晴らしい展開が出来るということです。

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