物の価値と技術と需要と経済背景

物の価値と技術と需要と経済背景

人は、歴史的にみると、常に技術の向上を図り進歩してきたと思います。その結果、今やものすごいスピードで時代の変化していますよね。

ただ、私も含めこの時代の流れが速すぎて、これ以上時代の変化を望んでいないという意見も沢山ありますがこればかりは仕方がありません。

物の価値というのは、複雑に絡んでいまして価値を全ての人に当てはめられない要素もあります。それは、アート作品・アイドルグッズ・音楽などは、人それぞれ好みがあるので、Aさんにとって10万円の価値があるアート作品が、Bさんにとっては、ただの紙切れになったりしてしまうのです。しかし、お腹をみたす最低限の食べ物や移動するための最低限の車・住んでいくための最低限の家などは、需要と大きくかかわった値段の価値というのが存在しているのではと思います。

仮に生きていくための最低限必要な食べ物を例に挙げて説明しますと、ちょっとあり得ない例えですが すべての人があるお弁当を食べて生きていたとします。そして、種類もそのお弁当しかない場合でそのお弁当の値段が300円だったします。一日三食として一日900円、1か月で27000円かかるということです。

この27000円が生きていくための最低限必要な1ヵ月金額なります。つまり一か月の給料が27000円あれば、一日3色食べられます。(もちろん実際は違います。税金・家・服などいろいろ絡んできますし、あくまでも簡単に説明するための例えです)

では、300円で売っている弁当業者は、300円で、経営が成り立つかどうかが重要になってきます。仮に経営が成たって多少の儲けがある場合、その会社は、成長しているということになります。逆に経営が成り立っていなければ、この先300円でお弁当を提供できなくなり、値上げを考えていかなければならなくなります。また、値上げをすることで、消費者が、毎日3色食べられるお金を払えなくなってしまったら、お弁当は結果売れなくなってしまい、利益が減ってしまうことにもなってしまうのです。

ですので、ある程度、需要と値段のバランスが取れている状態が、純粋で基本的な値段になります。この例えに近いものは、塩・米・醤油などがそれに近い物があるかと思います。

まだ話が続くのですが、もし、その弁当やが、研究を重ね材料費を50円抑えた弁当が提供できたとし、値段を変えず同じ300円で売ったとします。すると、一個当たり50円の利益になり、会社は飛躍的な成長を遂げることになります。

これが企業努力ということになります。言い換えると企業の技術力であり、経済成長の根源にあたります。

しかしながら経済は単純ではない

今までの例えは、特に資本主義経済では成り立たない例えですが、あくまでも、技術の向上の要因や経済発展の根本的な要素を例えたまでなのですが、しかし、現実はもっともっとたくさん要因があります。

まず、資本主義経済には、ライバル企業がほとんど存在します。ですので、300円のお弁当を企業努力で50円の材料費を下げたとしたら、300円のお弁当をもっと安く提供しないとライバルに勝てなくなってしまうのです。しかし、これをどんどん加速させてしまうと、300円が250円になり250円が200円になりと、どんどん安くなってしまい、デフレ状態になっていきますよね。

ですので、企業では、技術(アイデア)を提供するようなサービスも必要になっていくということです。

それはどういうことかというと、A社のお弁当は、単なる300円のお弁当で、B社のお弁当は、お茶がついて350円で販売している。その二つのお弁当が、お客さんから見て、お茶付きの350円のお茶が魅力的だったら、B社のお弁当が50円高いのにA社のお弁当より売れる可能性が出てくるのです。お茶付きお弁当にするというアイデアが、売り上げの大きな要因になっているということです。

これが、もっともっとエスカレートしていくと、B社のお弁当には、子供が喜ぶおもちゃがついてきたり、はたまた、超高級素材を使用したプレミアム弁当5000円になったりするのです。

もちろん5000円のお弁当が、利益が十分出るくらいに売れるかどうかは、別の話なのですが、技術(アイデア)とは、根本的に企業の利益を得るためというのが根本的な要因で生まれるということです。

が、しかし5000円のお弁当では、300円のお弁当でないと買えない人には、5000円のお弁当は、なかなか手が出ないと思います。

それは、沢山お金を持っている人の比率が多ければお弁当を買ってくれる人が増え5000円のお弁当が売れ出します。つまり、経済がいい状態の時になります。

つまり、経済がいい状態では、高級志向(技術が備わった)ものが売れやすくなるということです。

ここで、注意してほしいことは、経済がいい状態というのは、根本的にどのような状態かというと、単に沢山の人がお金を持っている状態のことをいうわけではありません。

経済というのは、人の心と密接に繋がっている

なぜかというと、お金というのは、政府がそれなりに量を調整しますが、限りがあるからです。無限にお金を作ってしまうと、インフレの状態になり、5000円のお弁当が、実は10年前の300円のお弁当と同じ価値になっているというのも十分あり得るのです。

お金には限りがあるので、誰かがお金を増やすと、誰かがお金を失っているということになります。つまり、経済が悪いというのは、限りあるお金の中で、誰かが、極端にたくさんお金をもっていて、他多くの人がお金を失っている状態が経済が落ち込んでいるということになります。

いい状態の経済というのは、未来にお金が増えるという希望がある状態(ここが重要)で、ある程度お金を持っている人がたくさんいる状態のことです。

重要なのは未来への希望があるかないかが非常に重要になってきます。なぜかというと、5000円の弁当を購入するのに、来年の給料が減額になると予想されていた場合、いくら現時点で購入する余裕があったとしても、買うことを控える人が増えだします。逆に、来年の給料が上がると予想されていれば、無理してでも、”お祝いだから”とか”たまには贅沢しようか”とかという気持ちになり、購入意欲がわくのです。

私が言いたいのは、未来への不安や希望が、経済を大きく左右されるということです。これは、個人差もあると思いますし、マスメディアの情報も影響してくると思います。ですので、経済が上昇する下降する要因は、人が抱く心の状態と密接に関係しているということになります。

もちろん、先ほどのお弁当のように、どんどん企業努力で技術(アイデア)の向上を図り利益の確保をして発展させてきていると思いますが、ネット社会のように、突然別の分野の技術や非常に大きな技術革新が、多くの分野のビジネスに影響を与える可能性は、沢山あります。

ガソリンで走る車が、電気自動車に変われば、ガソリンスタンドが潰れてしまうし、日本産の果物が、外国産の安い果物に変わってしまうなどです。

時代に沿ったビジネス展開をしなければ、こうした別分野での技術の発展や非常に大きな技術革新に対応できなくなってしまいます。

先ほど言ったように、お金は限りがあります。ですので、技術発展で成功した企業は、別の企業や人からお金を奪っているということです(例えが悪いのですが)

そうした事態を予想するのは、専門家でない限り、なかなか難しいです。それを見抜いて生き抜くことは非常にハードルが高いです。

ただし、経済の根本的な流れを理解しておくことで、別の視点から見ることが出来るのではないかと思います。そこでアイデアが生まれ、利益を確保するための技術発展のカギになるのではと思います。

経済の良し悪しは、人の心の状態が大きく作用されている。お客さんが希望の持てるビジネス展開をすれば、成長出来るカギにつながるのではと思います。

私の仕事のもっとうとして、”相手が儲かるから、自分が儲かる”ということを大事にしています。

印刷・デザインの仕事では、お客さんの最終ニーズは、利益を上げるために印刷物を頼むであって、儲かってもらうからこそ、次の仕事が入るわけですね。

印刷・デザインの仕事に限らず、この心構えでビジネスをしていけば、徐々に希望の満ちた未来を描けるようになると思います。そしたら、経済が上向きになり、5000円のお弁当が飛ぶように売れる世の中になるのではと思います。

だましあい、安売り合戦の商売では、いずれ、大きな技術力に飲み込まれてしまいます。

経済状態いい時代は、常に文化が発展しています。文化を発展させるということは、心を発展させることになります。地球の環境を守るためにも、文化を発展させ、心の広い人達があふれる世の中になってもらえればと思いますね。

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