スマホで調べ物や動画を見る時、必ず目にするインターネット広告は、大きな宣伝効果を生む一つのツールとして注目を集めています。しかし、どれがインターネット広告なのか、意外と分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、インターネット広告の種類と運用する際の注意点について解説します。
目次
インターネット広告とは
インターネット広告とは、インターネットを閲覧する際に表示される広告のことです。
テレビでは番組と番組の間に流れるCMが有名ですが、ネットニュースや動画の視聴、SNSでも多くの広告が使われています。
広告代理店大手の電通によると、インターネット広告費の割合は年々増加し、テレビ、新聞雑誌など、マスコミ経由で配信される広告費を上回ったことが公表されました。その市場規模は、なんと2兆1571億円もの金額になります。
参考:電通「2021年 日本の広告費」
インターネット広告の種類
インターネット広告は、インターネット経由で配信される新聞、雑誌、ラジオ、メディアなどのデジタル版に掲載されますが、大きく分けて以下の5つの種類があります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、あらかじめ設定された広告枠に掲載されるもので、情報系のサイトでは右上に広告枠として表示されます。ディスプレイ広告は目立つ場所に表示されるため、幅広い層に見てもらうことができますが、広告色が強いためクリックされにくいという特徴があります。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索した際に、検索結果の画面上位に表示されます。キーワードを絞って掲載できるので、即効性が高いという反面、予算がかかるというデメリットもあります。
SNS広告
SNS広告とは、InstagramやTwitter、FacebookやLINEなどのSNSに掲載する広告です。
SNSは、それぞれの特徴により使うユーザーの年代や特性が分かれる傾向があるため、ターゲットとなる年齢層が明確な場合、ダイレクトにメッセージを伝えることができます。
一方でどの媒体を選ぶかの選別が必要となり、炎上するリスクがあるため、コンテンツを作成するスキルが求められます。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、成果報酬型の広告で会員登録や資料請求など、あらかじめ設定した成果に達成した場合に料金が発生する仕組みです。
リスティング広告は、広告がクリックされるたびに費用が発生するのに対して、アフィリエイト広告は、成果に達しないと広告費が発生しないため、費用対効果が高いというメリットがあります。しかし、広告代理店を介して広告を配信するため、毎月の固定が発生します。
その他広告
その他に、動画広告やメール広告など、インターネット広告は日々進化しているため、さまざまな種類の広告が今後も開発されていくことでしょう。
インターネット広告を運用する際の注意点
インターネット広告は、手軽に始めることができますが、いくつかの注意点があります。
目標値と予算を決める
インターネット広告は、今日からでもはじめることができますが、手軽にできる分、予算を決めないと湯水の如く消えてしまいます。
予算は、いつからいつまで広告を使うのか、期間を決めた上で金額を細かく設定し、1日当たりの金額も逆算して計算しておきましょう。
中長期的に運用が必要
インターネット広告は、一時的な宣伝に過ぎないため、広告を活用しつつ、継続させるためには中長期的に運用が必要不可欠となります。
実際に運用してみないと、インターネット広告の反応はつかめないので、PDCAサイクルとなる、Plan(計画)→Do(実施)→Check(評価)→Action(改善)を意識しながら、インターネット広告運用のノウハウを身に着けていきましょう。
広告分析は必要不可欠
インターネット広告運用にはPDCAサイクルが必要不可欠です。広告を出稿してどのような反応があったのか、分析をすることもとても大事なステップになります。
コストを抑えて最大の効果を生み出すためには、評価と改善を繰り返していくことも重要なポイントとなります。
本業との兼ね合いが難しいなら外注を
インターネット広告は、どの広告を選ぶのか、種類の選定とペルソナや目標設定などやらなければいけないことがたくさんあります。さらに、広告を出した後もモニタリングと改善を続けていかなければいけません。
担当を持ちながら広告の管理が難しいなら、SNSの運用代行に依頼するという方法もあります。まずはやってみないとインターネット広告のメリットやデメリットもイメージがつきにくいと思うので、最初のステップをプロに相談してアドバイスを受けながらはじめてみましょう。
まとめ
インターネット広告は、今後ますます種類が増え、需要が見込めます。普段何気なく見ているインターネットの画面の中にある広告を探し、少しずつ広告に触れる機会を増やしていきましょう。