企業や法人がアカウントを作ってSNSに投稿しているけれど、SNSで本当に集客できるのか、メリットが分からないと思っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、ホームページとは別にSNSを使って集客をするメリットとデメリット、そして運用のコツについて紹介します。
目次
SNSで行う集客とは
SNSで行う集客とは、SNSで投稿を続け、宣伝しながら商品やサービスを知ってもらい、お客さんを集める手法です。
SNSに投稿したからといって、すぐに集客に繋がるものではなく、ファンになってもらいユーザーとコミュニケーションを取りながら、信頼を高めていくため、時間と労力がかかります。
しかし、一度注目されれば、見込み客の獲得や、販売などに直結するため、販路の拡大が期待できます。
また、無料で利用できるため、広告費をかけずに手軽にはじめられることができるのも大きなメリットになるでしょう。
今SNSが重要な理由
2004年には、実名登録のSNSとして、Facebookがリリースされ、2005年にはYouTube、2011年にはLINE、2012年にはInstagramと特色のあるSNSがスタートしました。
その後さまざまなSNSがリリースされ、文字、動画、静止画など、用途に応じて使い分けることができるようになったのです。
検索すれば情報がすぐに手に入る時代、流行っているものを情報として知ることができ、その口コミを見て、取捨選択することができるようになりました。
つまり、ユーザーとなる顧客の情報検索行動の活性化と、気に入ったらすぐに購入できるという購買行動の変化により、投稿が営業ツールにひとつとして考えられるようになったのです。
企業では公式の法人アカウントを作り、キャンペーンや商品紹介などを日々投稿し、ファンを増やし、ユーザーの目に留まるような投稿を意識して活用しています。
SNSで集客するメリット

SNSを使って集客するメリットは5つあります。
- 無料でできる
- インターネット広告よりハードルが低い
- 見込み客にアプローチできる
- 集客できるチャネルの拡大
- 注目されれば広告効果が期待できる
[関連記事]MEO対策って何?メリットとデメリット。MEOの基本的なやり方を解説
無料でできる
多くの人に知ってもらうためには、新聞や雑誌など広告を出稿して宣伝していかなければいけません。
しかし、今の時代、SNSを使った宣伝も主流になってきており、無料でより多くの人に情報尾伝えることが可能になりました。SNSを使えば、宣伝効果が期待できるという点は大きなメリットの一つです。
インターネット広告よりハードルが低い
インターネット広告を取り入れる企業も増えてきましたが、キーワードの選定や、どの媒体を使うかなど、知識とノウハウが必要となります。
しかし、SNSなら、フォロワーを増やす、もしくは注目される投稿をすることで、一気に認知度を上げることが十分可能となります。
つまり、いくらかかるか分からないインターネット広告を検討するよりも、SNSの方がはるかに営業ツールとして利便性が見込まれているのです。
[関連記事]リスティング広告とは?メリットとデメリット、注意点を分かりやすく解説
見込み客にアプローチできる
SNSに投稿する内容は、ある程度テーマを決めて投稿する必要がありますが、拡散されれば、新しい顧客になりうる見込み客にアプローチすることができます。
これは、SNSの情報や話題になっていること、そして友だちがシェアしていた情報を見て気になってチェックしたという経験がある人も多いためです。
集客できるチャネルの拡大
集客の方法には、Webサイトでの情報発信の他、メルマガにポスティング、紹介制度や無料セミナーの開催など、たくさん方法があります。どれも企画から立案、実施と手間と時間がかかりますが、SNSならすぐに情報が発信でき、なおかついいねやリツィートなどの反応が分かるので、改善点が明確であり、集客できるチャネルを広げることができるのです。
[関連記事]ホームページで集客できない。考えられる理由と具体的な対策方法
注目されれば広告効果が期待できる
定期的に投稿を継続することも大事ですが、注目されれば一気に認知度が高まるので広告効果が期待できるというのもSNSを活用する大きなメリットになります。
しかし、どれがバズるかは、やってみないと分からないので、投稿内容の選定や、ユーザーの反応を見て日々試行錯誤していく必要があります。
SNSで集客するデメリット
SNSで集客するデメリットは2つです
- すぐに結果が出ない
- 炎上リスクが伴う
すぐに結果が出ない
SNSは継続することでファンを獲得し信頼を獲得していくので、すぐに結果は出ません。地道に投稿を続け、ユーザーの反応を見ながら軌道修正が必要になります。
[関連記事]SNSの運用代行って何?利用するメリットとデメリット、選び方をまとめて解説
炎上リスクが伴う
投稿が習慣化し、ユーザーとのコミュニケーションも取れるようになってくると、慣れが出てきてしまうため、炎上リスクにも注意が必要です。
特に政治的な発言や、宗教問題、ジェンダーにプライバシーの問題など、気を付けなければいけない点は日々増えています。
SNSでの炎上リスクを避けるためには、事前に運用ポリシーを定めて共通認識を作っておきましょう。
[関連記事]SNSが炎上してしまった時の対処法と具体的に実践できる7つの対策
SNSで集客するポイント

SNSで集客を目的として運用する場合のポイントは以下の3つです。
- 運用するSNSの選定
- SNSを活用する目的を明確にする
- 運用ポリシーを定める
運用するSNSの選定
SNSには、文字を主流とするものや、画像を投稿するもの、そして動画や音楽を楽しむものなど、種類があります。それぞれ使っているユーザーも違うので、どの年代にアプローチしたいのかを見極めた上で、SNSを選定する必要があります。
最初からすべてのSNSを使い、同じ内容を投稿しても効果は期待できないので、SNSを絞って投稿を続け、ファンやフォロワーを増やしていくことからはじめていきましょう。
SNSを活用する目的を明確にする
SNSは、やみくもに商品やサービスの情報を投稿しても見てもらえません。
どのSNSを使って、ユーザーにどのような行動を期待するのか、ゴールを設定すること重要なポイントとなります。
例えば、採用活動に力を入れたいのなら、社員紹介や、職場環境を紹介し、この会社で働いてみたいと思えるようなストーリーが必要になります。
集客か、宣伝か、それとも購入か問い合わせか、何をゴールにするかで投稿する内容も変わってくるので、どのSNSに力を入れるのか。そして、どのようなコンセプトで投稿するのか、事前に話し合いをして目的を明確にするようにしましょう。
運用ポリシーを定める
事前にどのような方針でSNSを運用していくのか、運用ポリシーの作成が非常に重要なポイントとなります。
運用ポリシーに盛り込む内容としては、
- 担当者や組織体制の明確化
- 連絡体制
- 投稿する内容
- 投稿時間
- 禁止事項
- 炎上時の対応フロー
- その他、共通に確認しておくべき事項
これらをマニュアルとして作成し、運用しながら気になったことや改善点を加筆しながらアップデートしていきます。
まとめ
SNSの運用は、見込み客の獲得の他、大きな広告効果が期待できるツールのひとつです。今後もさまざまな種類のSNSが開発され、リリースされていくことも見込まれるので、SNSを使った営業や集客はますます需要があります。本記事を参考に、できることからはじめていってみてください。