オウンドメディアを閉鎖しなければいけないのはどんな時?具体的事例と改善点

オウンドメディアを運営しているけれど、アクセス数が停滞すると、閉鎖した方がいいのではと考えたことがある人も多いのではないでしょうか。ここでは、オウンドメディアが閉鎖に追い込まれてしまう原因と改善策、そして活用法について解説します。

オウンドメディアを閉鎖しなければいけない原因

オウンドメディアを閉鎖しなければいけない原因は大きく分けて以下の5つです。

  1. アクセス数が伸びない
  2. 売上や集客につながらない
  3. 管理するマンパワーが足りない
  4. SEO検索の減少
  5. メディアの変化

アクセス数が伸びない

SEO対策を施しても、検索結果の上位表示が続くとは限りません。メンテナンスや記事のリライトなどを適宜行っていなければ、検索順位も低下していきます。

検索順位が下がると、アクセス数も減り、メディアとしての価値が下がってしまうため、閉鎖も選択肢のひとつになってきます。

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売上や集客につながらない

アクセス数が少ないと、売り上げや集客につながらないというのも深刻な問題になります。

特に、広告やPRをインターネット上で行っている事業では、アクセス数の減少と共に、売上や集客も比例して下がっていくため、効果が薄くなればなるほど、オウンドメディアの継続意義も検討課題になります。

管理するマンパワーが足りない

オウンドメディアの運営は、管理する人がいないと記事のリライトや加筆、更新ができません。オウンドメディアを立ち上げて、一定期間の成果は期待できても、継続して管理、運営していかないと効果が持続しないのです。

担当者がいない部署や、プロジェクト形式で立ち上げ、その後担当者が不在というケースでは、管理する人がいないため、オウンドメディアの管理が行き届かなくなります。

SEO検索の減少

オウンドメディアはインターネットで検索されてこそ、検索結果がランキング化されユーザーに見てもらうことができます。しかし、SNSの発展や多様化に伴い、検索しなくてもレコメンド機能を活用する人が増えてきました。その結果、検索して情報を探すという人が少なくなってきたのも、アクセス数の減少につながっています。

メディアの変化

SNSの多様化に伴い、検索機会の減少などから、メディアとしての役割も変化してきています。

SEOはインターネットを活用する人の利便性を高める手段として活用されてきましたが、時代に合わせて、ツールを取捨選択しなくてはならない時代です。

そのため、時間と労力をかけてオウンドメディアを継続するより、改善できる所は改善し、難しい場合は別な方法を模索する必要があるのです。

オウンドメディアを閉鎖する前にできる改善点

オウンドメディアでの反応が薄くなると、閉鎖が選択肢のひとつになりますが、閉鎖する前にできる改善点は以下の6つです。

  1. ゴールを明確にする
  2. ペルソナの再設定
  3. スマホ対応にする
  4. コンテンツの見直しと修正
  5. 更新頻度を増やす
  6. コンサルを依頼する

ゴールを明確にする

オウンドメディアを作る際、どんなゴールを目指すのか明確にした上で設計していると思いますが、時代の流れと共に、ユーザーのニーズも変化してきています。

すぐにオウンドメディアを閉鎖する前にゴールが時代に即しているか再度確認して修正してみましょう。

ペルソナの再設定

オウンドメディアを立ち上げた時のペルソナは、時間の経過とともに年齢を重ねています。ゴールを再確認すると共に、ペルソナのあらい直しやより細分化したペルソナを設定して、振り返りを行いましょう。

スマホ対応にする

開設した時期によっては、スマホ対応になっていないケースも稀にあります。

スマホ対応になっていないということは、ユーザーの利便性の向上にはつながりません。スマホ対応にした上で、実際にページを開き操作性を確認します。

改行の位置や、画像サイズの調整など、見直しできる場所はたくさんあるので、閉鎖する前に改善点を一つずつクリアにしていきましょう。

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コンテンツの見直しと修正

オウンドメディアの記事のひとつひとつは、集合体になってユーザーの導線となります。

コンテンツのキーワードの妥当性や、ニーズを調査した上で、加筆や修正などを行い、記事の質を上げていくと、検索結果の上位表示に反映されます。

一度作ったものは、そのままにせず、定期的に見直し記事の質を上げる努力をしていきましょう。

更新頻度を増やす

長い間更新が途絶えているのなら、更新頻度を増やし、クローラーに巡回してもらい、動いているページであることをアピールします。

全体の記事の中から、足りないキーワードを付けたし、プラス@の記事を更新するという方法もあります。

1ヶ月に1回しか更新をしていないのなら、1週間に1回、もしくは3日に1回などと、間隔を減らして更新していきましょう。

コンサルを依頼する

時間と労力をかけて作り上げたオウンドメディアは、個人や法人の資産になります。

明らかに効果が減ってしまった場合でも、活用方法はたくさんあるので、ホームページ制作会社、もしくはSEOの代行などを利用して、アドバイスしてもらいましょう。

オウンドメディアを閉鎖する前の活用法

オウンドメディアを閉鎖する前にできる活用方法は以下の3つです。

  1. リブランディングをする
  2. SNSと連携させる
  3. 採用として活用する

リブランディングをする

オウンドメディアを立ち上げた頃と、今とではニーズも変わっています。そこで、当初のブランディングを見直し、今の時代に合った方法も模索してリブランディングを行います。

しかし、このリブランディングはすぐにできません。競合他社を調査し、SNSなども参考にしながら、オウンドメディアで活用できる方法を見つけていくので、難易度は高くなりますが、試す価値は十分あるでしょう。

SNSと連携させる

知りたい情報をSNSで調べる人が増えてきました。

そこで、オウンドメディアを運営しつつ、SNSを活用してホームページへ誘導する。もしくはSNSだけに絞るという方法を取る人もいます。

多くの人の目に触れるためには、    SNSを活用しない手はありません。

まずは、ゴールの再確認とペルソナの再設定を行った上で、SNSも選択肢のひとつとして検討してみましょう。

採用として活用する

オウンドメディアは、時代の流れと共に活用方法は変化してきています。

SNSを主軸とした上で、オウンドメディアは残し、人材活用のひとつにする、オウンドメディアのリクルーティングサイトとしても活用できます。

閉鎖をしてしまうと、今までの積み重ねがゼロになってしまうので、閉鎖は最終手段と考え、できることから取り入れていきましょう。

まとめ

オウンドメディアは、アクセス数が減ってしまうと、期待している効果が半減してしまいます。継続するにも人とお金がかかるので、いっそのこと閉鎖という選択肢もありますが、活用できる範囲も広いという特徴があります。上記を参考に、オウンドメディアの再利用をしてみてください。