ウェブサイトを立ち上げたけど、アクセス数が伸びず頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。ここでは、ウェブサイト制作でありがちな6つの失敗とサイトを作る上で注意して欲しいポイントについて解説します。
目次
ウェブサイトの失敗とは
ウェブサイトは会社や法人の顔となるもので、サイトを通して何らかの効果が得るために作成します。しかし、アクセス数が少ないことや、リアクションがないなど、何の効果も得られないと、公開している意味がありません。
ウェブサイトを公開して成功したか、それとも失敗したかは、アクセスしてきたユーザーの数値を見て判断することになります。アクセス数が増えない、数字の変化がないという場合は、サイトの改善が必要になります。
ウェブサイト開設よくある失敗事例
ウェブサイトを作るためには事前準備が必要ですし、時間と労力がかかります。計画的に進めてやっと公開できたとしても、見てもらえなければ意味がありません。
公開するとほっとしますが、ここからはよくある失敗例を見ていきましょう。
デザインにこだわり過ぎた
インターネットでの顔となり、玄関ともなるウェブサイトは、色やデザインにこだわりたいと思う人も多くいます。そのため、会社のイメージに合うようなデザインの編集に力を入れ、こだわり過ぎてしまい、他のページへの導線などが考えられていないケースがあります。
第一印象も大事ですが、デザインはあくまでも装飾に過ぎないので、検索結果に表示されなければ目に留まる確率も低くなってしまいます。デザインは装飾のひとつと考え、各ページの質を上げていくことが重要になります。
SEOを意識していなかった
SEOとはグーグルやヤフーなどの検索エンジンで、検索したキーワードに対して上位に表示させる仕組みです。多くの人が、気になるワードを入れて検索結果に表示された順に、サイトを見ていきます。
そのため、検索結果の上位に表示されるような施策を施さないと、多くのサイトの中から見つけてもらうことはできません。
顧客となるユーザーの設定や、ユーザーが検索しそうなキーワードの選定などを踏まえて、ウェブサイトを設計していきますが、意識せず制作しても検索結果には表示されないのです。
公開後の運用を考えていなかった
ウェブサイトは、SEOを意識してキーワードを絞り、質の高いコンテンツを作らなければいけません。運よく、アクセス数が伸びたとしても、その後どのように運用していくかを考えていないと、アクセス数も減り、更新頻度が低いサイトは検索順位も下がってしまいます。
キーワードを入力してページを開いたけれど、知りたい情報が得られなかった。と他のページに移った経験がある人も多いのではないでしょうか。
どのページから入って、最終的にユーザーにどんなアクションをして欲しいか、導線をしっかり考えた上で設計する必要があります。
また、定期的に更新とメンテナンスも必要不可欠なので、公開して終わりではなく、見てくれたユーザーの動きをスムーズにできるように工夫が必要です。
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制作会社に丸投げ
ウェブサイトを作る際、制作会社に依頼するという法人も増えています。しかしここで大きな落とし穴が・・・。
ウェブサイト制作会社では、どんなサイトを作りたいのかヒアリングを行い、要望に近い成果物を納品してくれます。しかし、SEOに強い制作会社や、運用についてアフターフォローがある会社でないと、作って終わりになってしまいます。
制作会社を選ぶ際には、SEOにも強く、サポート体制が充実している会社を選ぶようにしましょう。
費用対効果が見合っていない
ウェブサイトを作る際、専門的な知識がないことから、外注するケースも増えています。制作会社によっては、サイトの制作と毎月の管理費を請求するところもあり、数百万円という価格を提示されることもあります。
費用をかけて、その分成果が得られればいいのですが、公開後に反応が薄ければ失敗したと言わざるを得ません。これは、制作会社の選定ミスによるものが大きいので、ウェブサイトを作る会社にも得意・不得意があることを意識した上で選ぶようにしましょう。
制作会社を選ぶポイント
ウェブサイトの制作については、デザインに強い会社と、問い合わせフォームなど要望に応じてカスタマイズが可能な、システムに強い会社。そしてそのどちらも兼ね備えた会社があります。
ウェブサイトの制作を依頼する上で、インターネットで情報収集をした後、問い合わせページなどから見積書を作成してもらいましょう。
複数の業者に依頼し、価格の妥当性や、対応状況を確認します。コミュニケーションはSNSでも可能ですが、対面などフレキシブルに対応してくれる会社は自由度が高いと言えるでしょう。
また、エンジニアが在中し、チームで制作するような内製化が取られているかどうか、そして同じ業種の実績の有無も確認します。もちろん、SEOやWEB集客について知識や実績があるかどうかも重要な判断材料になるので、初回の見積もり提出時に聞いてみましょう。
ある程度業者が絞られてきたら、公開後のサポート体制について確認します。これは、成果物に対して責任をもって対処するかどうかを見るためです。
制作会社を選ぶ際のチェックポイントは以下をご覧ください。
- 提案書と見積書を依頼
- 複数の業者と比較
- コミュニケーションを取る手段
- 内製化しているかどうか
- 同じ業種の実績の有無
- WEB集客について知識があるかどうか
- 公開後のフォローの有無
ウェブサイトを作る上で注意するポイント

ウェブサイトは、自分たちで作るのか、それとも外注するかでも変わってきますが、どちらにしても注意して欲しいポイントが3つあります。
ペルソナを明確にする
ペルソナとは、ターゲットとなるユーザーのことです。どんな人に見てもらいたいのか、年代や性別、職業や趣味など細かく設定するようにしましょう。
これは、ペルソナを作ることで、キーワードの選定もしやすくなるためです。
ゴール(目標)設定
ゴールの設定とは、ユーザーに行動して欲しいアクションのことです。
例えば、資料のダウンロードや、メルマガの登録、商品の販売や、求人への応募など多岐に渡ります。ウェブサイトを通して、どんなアクションを起こしてもらうのが理想なのか、意見を出し合い話し合ってみましょう。
制作会社選びは慎重に
ペルソナと目標の設定は、ウェブサイト作りの肝となります。会社の業種に合わせてペルソナやゴールの提案も担ってくれる会社もあるので、難しい場合は制作会社に依頼する方が安心です。その際、上記で紹介したポイントを踏まえて、複数の業者を比較して選ぶようにしましょう。
ウェブサイトが成功となるか、それとも失敗となるかは業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。
まとめ
ウェブサイトは、ブログのように簡単に作れるのかと思う人も多いかもしれませんが、実は、事前準備と計画なくしては、成り立ちません。大きな成果を生み出す可能性を秘めているので、検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。