ホームページの制作会社がひどい。よくあるトラブルと制作会社を選ぶチェックリスト

ホームページを制作会社に依頼したけれど、納品されたものが予想よりひどいと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。ここでは、ホームページの制作を依頼した時によくあるトラブルと、良い制作会社を選ぶためのポイントを解説します。

よくあるホームページ制作に関するトラブル

ホームページやWebサイトを外注して作る場合、どのようなトラブルがあるのでしょうか。代表的な7つのトラブルについてみていきましょう。

見積もりよりも高い金額を請求された

ホームページの制作で多いのが、お金にまつわるトラブルです。見積金額を見て発注したはずなのに、請求書には見積もりをはるかに超える金額が記載されていている・・・。

請求書を見ても分からない項目が並び、予定よりも高い金額を請求されてしまうケースも少なくありません。見積もりはあくまでも目安ですが、金額の根拠について分かりやすい説明がない場合は要注意です。

追加費用を要求された

見積もり金額に変わりはなくても、追加費用として請求されるケースもあります。いろいろな項目が並ぶと何の費用か分かりませんし、打ち合わせの段階で、要望を伝えると別料金と提示されることもあります。

別料金が発生してしまった場合は、契約書を確認して、契約内容に盛り込まれているかどうかチェックするようにしましょう。

担当者の返答が遅い

本来の業務と違うWeb制作では、右も左も分からない状態で、イメージを伝えながら作り上げていかなければいけません。

公開日を決めて作業を進めていく中で、担当者の返答が遅くてスケジュールが合わず残業を強いられてしまうという人も増えています。

見積もりの依頼や、打ち合わせ時に担当者との相性をチェックし、返答が遅すぎる場合は、スケジュールが崩れてしまうので、担当者を変えてもらうなどの措置が必要です。

希望に沿ったデザインではない

ホームページは、法人の顔となる場所なので、イメージの色や表現などを細かく伝え実現してもらいたいものです。

しかし、希望に沿ったデザインではないケースや、別な案を提案され、修正するのに何日もかかることも少なくありません。

提案するデザインが、スマホ表示に適しているものなら、納得することができます。しかし、根拠がないデザインの提案は、修正の手間がかかってしまい、追加費用の発生などトラブルに発展してしまう可能性もあるので注意が必要です。

納期が守られない

Web制作は何をどのように進めているのか、目に見えないので、余裕を持ってスケジュールを組む必要があります。しかし、担当者の返答が遅いことや、細かな修正を依頼した時のことを想定していないため、納期が守られないというケースも増えています。

ホームページの公開予定日を決めて作業を進めていきますが、納期が守られないとその分追加費用を請求されてしまうこともあります。最初に余裕を持ったスケジュールの調整が必要ですし、公開予定日は変更しないという事前の確認が必要です。

公開後にアクセス数が少ない

金額面で問題がなく、デザインや見た目もイメージ通りの仕上がりで満足して制作が終了。しかし、公開後にアクセス数が少なく、当初期待していた問い合わせや会員登録といったコンバージョンに至らないケースも少なくありません。

アクセス数がないということは、インターネット上に公開していても、誰の目にも触れていないということで、SEO対策が施されていなかったことになります。

ホームページは作って終わりではなく、公開後の運用も含めて会社を選ぶようにしましょう。

SEOを意識した設計がされていなかった

ホームページは、ホームページを見にきてくれたユーザーにどんな行動をしてもらいたいかという目標設定が非常に重要です。

費用もデザインも申し分がなくても、ホームページからの集客やブランディングが行われないと全く意味がないものになってしまいます。公開後にアクセスがないということにならないよう、制作と運用を依頼できる会社を選ぶようにしましょう。

トラブルが起きる原因

ホームページを外注するとこれらのトラブルはつきものです。では、なぜこれらのトラブルが起きてしまうのでしょうか。

知り合いからの紹介

ホームページを介して集客が成功している知り合いから制作会社を紹介してもらうと、無意識に信用してしまうものです。

知り合いからの紹介であっても、ホームページの制作会社にはそれぞれ強みがあります。紹介は参考として受け止め、ホームページを介して得ようとしているゴールを作ってくれる会社を見極めるようにしましょう。

見積もり金額で決定

ホームページの制作は、想像以上にお金がかかります。

複数の業者に見積もりを依頼すると、その違いにびっくりするかもしれません。数万円で作ってくれる会社と数十万円を比較すると判断基準が分からなくなってしまうものです。

追加で費用を請求される可能性もあるので、見積もりに記載されている項目の内容を聞き、総合的に判断するようにしましょう。

営業の話を聞いて決めた

ホームページの製作を依頼する際、インターネットで情報収集する人もいれば、営業に来てもらい直接話を聞いて気になる点を相談して決める人もいます。

直接話すと安心ですし、「この会社とならうまく取引ができるかも」と期待を持ち契約するケースもあります。しかし、実際に作業するのは営業と別の部署が担当するので、温度差があることも少なくありません。

営業はセールスのプロなので、営業だけではなく実務担当者の話を聞いて慎重に判断する必要があります。

契約書の確認不足

追加費用が請求されるケースや、公開後のアフターフォローの有無などは、契約書に記載されている可能性があります。契約の内容を把握できていないと、これらのさまざまなトラブルに発展することも多々あります。

分からないことはその都度確認し、トラブルにならないよう、そして発注する側の要望がくみ取ってもらえる会社を見極めることが重要です。

良い制作会社を選ぶためのチェックリスト

ウェブサイトの制作については、デザインに強い会社と、問い合わせフォームなど要望に応じてカスタマイズが可能な、システムに強い会社。そしてそのどちらも兼ね備えた会社があります。

ウェブサイトの制作を依頼する上で、インターネットで情報収集をした後、問い合わせページなどから見積書を作成してもらいましょう。

複数の業者に依頼し、価格の妥当性や、対応状況を確認します。コミュニケーションはSNSでも可能ですが、対面などフレキシブルに対応してくれる会社は自由度が高いと言えるでしょう。

また、エンジニアが在中し、チームで制作するような内製化が取られているかどうか、そして同じ業種の実績の有無も確認します。もちろん、SEOやWEB集客について知識や実績があるかどうかも重要な判断材料になるので、初回の見積もり提出時に聞いてみましょう。

ある程度業者が絞られてきたら、公開後のサポート体制について確認します。これは、成果物に対して責任をもって対処するかどうかを見るためです。

制作会社を選ぶ際のチェックポイントは以下をご覧ください。

  • 提案書と見積書を依頼
  • 複数の業者と比較
  • コミュニケーションを取る手段
  • 内製化しているかどうか
  • 同じ業種の実績の有無
  • WEB集客について知識があるかどうか
  • 公開後のフォローの有無

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まとめ

ホームページの制作を請け負う会社は、デザイン力を売りにしている会社からSEOに特化して設計をする会社まで、それぞれ強みがあります。ホームページを通して集客や情報発信の場として利用できるよう、目的に応じた会社を選ぶようにしましょう。