ホームページを作りたいけれど、予算はかけずにしかも自分で作りたいという人におすすめなのが、無料でホームページを作ることができるサービスです。「でも、無料版って実際どうなの?」と気になるものですよね。ここでは、無料でホームページが作れる仕組みと、無料版のメリットとデメリット、そして注意点について解説します。
目次
無料ホームページとは
無料で作れるホームページとは、誰でも簡単にホームページが作れるよう、テンプレートが準備されているため、専門知識がなくても作成することができます。
無料でサービスを使ってもらい有料版を知ってもらうためのツールになります。
無料で作ることができますが、インターネット上の住所となるドメインが指定できない他、データの容量制限などがあり、広告が表示されてしまうなど規定があります。
無料ホームページのサービスの仕組み
無料で作成できるホームページは、有料サービスを使ってもらうためのお試し版です。
最低限の機能で使ってもらい、慣れてきたら有料版に移行してもらうように作られています。ホームページを作る場合、インターネット上の住所となるドメインと情報を保存する場所となる家(ホームページ)、そして家を建てる土地の役割となるサーバーの3つが必要となります。
これらの3つはホームページの作成にはなくてはならないものですが、この3点をセット化することで、ホームページ作成のハードルを下げているのです。
無料ホームページを利用するメリット
無料のホームページを利用するメリットは以下の4つです。
- 予算を安く抑えられる
- 公開までのスピードが速い
- 自分で更新できる
- 専門的な知識が必要ない
予算を安く抑えられる
専門知識がない中でホームページを作成するとなると、ドメインやサーバーを契約する他、何を掲載するかコンテンツの内容を決めなければいけません。どのような内容を作るかによっては、業者に依頼すると別途予算が必要になります。
しかし、無料なら最初の初期費用を抑え、ブログ感覚でコンテンツを作成することができるので、慣れてから機能をプラスすることが可能。無駄な予算をかけなくて済むというメリットがあります。
[関連記事]記事作成代行の費用ってどれくらい?メリットとデメリット、選び方を解説
公開までのスピードが速い
ホームページを作るためには、住所となるドメインを取得して、レンタルサーバーを契約し、記事を書いてファイルに保存しなければいけません。
しかし、無料のホームページなら、はじめての人でも分かりやすいように簡素化されているので、記事を書いて公開ボタンを押せばインターネット上に公開することが可能です。
自分で更新できる
記事やコンテンツの書き方には、テクニックやノウハウが必要ですが、公開しても編集ができるので、自分で更新できるという点も大きなメリットになります。
ホームページ内のコンテンツを作りこんでいる場合、担当者に依頼して、修正箇所を確認し、担当者でなければ修正できないケースも多いためです。
[関連記事]ホームページの更新頻度ってどれくらい?更新が必要な3つの理由と対処法
専門的な知識が必要ない
ホームページの作成には、CSSと呼ばれるデザインや、Webページに指示をするプログラミング言語など、専門的な知識が必要です。
フォントを変えたい場合や、色や画像を挿入したい時にも、これらの知識が必要不可欠になりますが、無料のホームページならブログ感覚で作れるという点も大きなメリットのひとつです。
無料ホームページを利用するデメリット
無料で作るホームページには、以下のようなデメリットもあります。
- 広告が掲載されてしまう
- SEO対策ができていない
- 素人っぽさが出てしまう
- サポートが整っていない
広告が掲載されてしまう
無料で作れるホームページでは、提供する会社の広告が掲載されるものもあります。場所の変更ができないため、ユーザーは見づらさを感じてしまいます。
SEO対策ができていない
公開までのスピードが速く、更新作業もできるというメリットがありますが、検索エンジンの上位に表示されるSEO対策ができていないというデメリットがあります。
公開しても、検索結果の上位に表示されなければ、多くの人の目に触れることができません。無料でホームページを作る場合は、キーワード選定や、内部リンクなどのSEO対策を自分で行う必要があります。
素人っぽさが出てしまう
無料版は簡単に作ることができるため、見た目にこだわり過ぎてしまい、使いづらく、アクセス数も少ないホームページになってしまいます。
ホームページの階層や、コンテンツ内の導線、そして全体のバランスの調整など、ユーザーの目線にたったホームページの設計をしなければいけません。
簡単に作れるというメリットはあっても、中身や品質のことを考えると、ある程度知識がないと使いこなせないでしょう。
サポートが整っていない
無料版では、サポートが電話で対応していないケースもあります。そのため、使い方で分からない部分があった場合、想定問答集を見て自分で解決することが求められます。
誰かに相談しながら進めたいという人や、調べることが苦手な人、そしてパソコン操作に不慣れな人は、相談する窓口がないのは大きなデメリットとなります。
無料のホームページを使う時の注意点
無料のホームページはブログ感覚で使えるという利点を生かせば、個人のブログやイベントの告知などには向いています。
しかし、SEO対策を自分たちでやらなければいけないことを考えると、企業や法人のホームページとしては適していません。
有料版を使う想定で無料版を使って練習してみるという方法もありますが、商品やサービスの紹介をするページを作るなら、ドメインを取得して独自のホームページを作った方が事業の展開も見込めるでしょう。
まとめ
無料のホームページは、メリットとデメリットが存在します。ホームページをはじめて作るという人や、これから勉強していきたいという人には、実際に操作しながら覚えられるというメリットもあります。どのようなホームページを作りたいのかによって変わってくるので、上記を参考に検討してみましょう