SNSを使ってオウンドメディアを知ってもらいたいと思っているけれど、どのSNSを使ったらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、オウンドメディアとSNSの違いについて。そして、SNSを活用するメリットと注意点について解説します。
目次
オウンドメディアとSNSの違い
オウンドメディアとは、自社で保有し、運営しているメディアのことで、サービスや製品を知ってもらえるよう、インターネット上で最初に接点を持ってもらう場所となります。
これに対してSNSは、ソーシャルネットワーキングサービスの略で、社会の中で同じような価値観を持った人を見つけ友達になる他、情報収集や共有を通してネットワークを広げるためのサービスです。
無料で登録でき、なおかつ無料で利用できることから多種多様なSNSが開発されています。オウンドメディアを知ってもらうためには、情報が集まるSNSを利用すると、ユーザーが増えることにつながるのです。
オウンドメディアとSNSを活用するメリット
オウンドメディアは、自社のサービスや製品を知ってもらう最初の場所となるのに対して、SNSは、ネットワークを広げる目的があります。これらを掛け合わせることで、オウンドメディアにもメリットが生まれます。
情報発信と拡散が早い
SNSは、情報発信力が高いため、オウンドメディアで発信するよりも、速く多くの人に情報を届けることが可能です。
自社のフォロワーが少なくても、SNSへの広告出稿や、フォロワーが多いインフルエンサーに紹介してもらうというインフルエンサーマーケティングという手法もあります。
オウンドメディアのコンテンツを更新し、検索結果に表示されることを考えると、スピード感を持った運用が期待できます。
潜在顧客にアプローチできる
SNSはオウンドメディアと違い、幅広い世代の人と交流することができます。そのため、想定していた顧客とは違うユーザーとコミュニケーションを取ることができるので、潜在顧客にアプローチできるというメリットがあります。
ユーザーとコミュニケーションが取れる
オウンドメディアでは、ユーザーの反応は可視化しにくいという点があります。しかし、SNSを利用すると、投稿に対して、いいねやリツイートなど、ユーザーの反応がアクションとして把握できるので、一方通行だった情報発信がコミュニケーションとして成立するのです。
反応が双方に分かるので、距離も近く感じられ、親近感を持ってもらえることでしょう。
ブランディングが可能
オウンドメディアの更新に比べ、SNSは毎日でも投稿が可能なため、情報を発信する機会が増えます。投稿を目にしたユーザーは、文字や画像、動画などを通してイメージを膨らませるため、企業イメージのブランディングにも活用できます。
情報が多ければ多いほど、より具体的なイメージを持つことができます。そのため、SNSを活用した運用も注目を集めているのです。
オウンドメディアとSNSを掛け合わせるデメリット
オウンドメディアとSNSを掛け合わせるデメリットは、不満や口コミなどによるネガティブな印象がついてしまうことを防がなければいけません。
炎上対策は必要不可欠
SNSは拡散力が高い分、デマや不本意な情報も出回ってしまいます。ネガティブな投稿は、ブランドイメージを傷つける他、商品やサービスのマイナスにもつながってしまいます。
定期的に更新を続け、投稿時には誤解が生まれないように複数の担当者で確認を行い、アカウントが乗っ取りに合わないよう、セキュリティ対策にも力を入れます。
ネガティブな投稿をしたアカウントに対して反論しないことや、主訴を把握し、改善策を検討すること、そして、もしもの時のために、メディアポリシーを作成し、炎上で得たノウハウを蓄積して同じ過ちは二度と起こさないよう改善していきましょう。
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オウンドメディアと相性が良いSNS
ここからは、オウンドメディアと相性が良い代表的なSNSを紹介します。
短い文章で投稿できる:Twitter
140文字という文字制限はあるものの、10代~40代がメインに活用しているのがTwitterです。リツィートによる拡散力が高く、ハッシュタグ機能があるため、情報を見つけてもらいやすいという特徴があります。
質の高い写真に特化:Instagram
Instagramは10代~30代の女性に支持されている画像が共有できるSNSです。美しい写真が注目されるため、文字よりも画像で伝えたいという業種と相性が良いでしょう。芸能人も多く使っていることから、写真で勝負したいという人におすすめです。
若い世代に絶大な支持:TikTok
TikTokは、15秒から1分程度のショート動画を見ることができるSNSです。一人ひとりに合ったおすすめのコンテンツを表示してくれる機能が充実しているため、エンタメからニュースまで幅広いジャンルの動画が投稿されています。若い世代に伝えたいなど年齢層が確定している場合は、TikTokに絞って投稿するのがおすすめです。
動画で情報が伝えられる:YouTube
YouTubeは、子供から高齢者まで幅広い世代で指示される動画投稿SNSです。文字や画像だけでは伝わりづらいものがある場合、細かく丁寧に作りこむことができます。YouTubeは、通常配信の他、リアルタイムにコミュニケーションが取れるライブ配信機能もあるため、さまざまな仕掛けを作り出すことができます。
実名登録で信頼度が高い:Facebook
Facebookは、実名登録が義務付けられているため、ビジネスで使用している人が多いという特徴があります。利用している年齢層は、実名という観点から他のSNSと比べて年齢層が高く、20代~50代にアプローチできるというメリットがあります。また、実名での投稿するため、炎上がしにくいという特徴もあります。
オウンドメディアとSNSを運用する際の注意点
オウンドメディアとSNSを運用する場合、注意しなければいけない点があります。
最適なSNSを選ぶ必要がある
上記で紹介したように、SNSにはそれぞれ特徴と強みとなるものがあるので、ベストな媒体を選ぶ必要があります。
中には、複数のSNSで活用できるものもあるので、プライベートで使っているものや、ライバル企業が使っているものをチェックしてどのように運用しているか投稿を確認してみましょう。
中長期的な取り組みが必要
SNSは、情報発信の速さと拡散力の高さが特徴ですが、長く続けていかなければ意味がありません。
注目を浴びたとしてもすぐに忘れられてしまうので、数ヶ月もしくは年単位で、運用を続け、情報配信とユーザーとのコミュニケーションを通して、ファンを増やしていきましょう。
まとめ
オウンドメディアとSNSはかけ合わせることで、大きなメリットが生まれる一方で注意しなければいけない点もあります。まずは、メディアとの相性が良いSNSをピックアップしてユーザーの反応をモニタリングしていきましょう。