ホームページを外注して作ってもらおうと思っているけれど、何を基準に選んだらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、ホームページを作る制作会社には種類があること。そして選ぶ時のポイントと事前に準備しなければいけない点について解説します。
目次
ホームページ制作会社の種類
ホームページ制作会社と言っても、実は種類があり、それぞれに強みがあります。ホームページの制作会社の種類は大きく分けて以下の4つです。
- デザイン
- SEOに強い
- 細かな要望にも柔軟に対応
- 予算に合わせた対応
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デザイン重視
ホームページをブランディングして集客したい人は、デザイン重視の制作会社がおすすめです。デザインは、女性や20代向けなど伝える相手が決まっている場合や、商品をより美しく表現したいという時に有効です。
SEOに強い
SEOとは、検索エンジン最適化と言い、スマートフォンやパソコンでキーワードを検索した際、検索結果の上位に表示されるように対策を施すものです。
ホームページを作るからには、検索して検索結果に表示され、ページを見てもらわないと意味がないものになってしまいます。
このSEO対策は、想定するユーザーがどんなキーワードで検索するのか、そしてコンテンツの質や、内部リンクや外部リンクなどさまざまな指標でランク付けされます。
このSEO対策にも強い会社を選ぶことも重要なポイントになります。
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細かな要望にも柔軟に対応
ホームページを作る際、会社概要の他に、ネット決済や問い合わせフォームなど、想定される要素も盛り込んでいきます。
実現可能かどうかも含めて、丁寧にヒアリングを行い、実装できる場合は、具体的な内容や金額を、そして難しい場合は代替案を提示し柔軟に対応してくれる会社を選びましょう。
予算に合わせた対応
ホームページの制作は、想像以上に時間とお金がかかります。ホームページの制作の相場は、ページ数にもよりますが、およそ50万円~数百万円と幅が広いため、予算の規模に合わせて作れるかどうかも重要な判断材料になります。
ページ数が多ければ集客に繋がるのかというとそうではないので、予算と内容をすり合わせて予算内に収める努力をしてくれる会社を選びます。
そのためには、複数の会社から見積もりを取り、それぞれの単価を比較し、説明してもらいます。説明時の対応でも、柔軟さや臨機応変さが確認できるので、最初の予算決めは制作会社を選ぶ上で重要なポイントになります。
制作会社を選ぶ時のポイント
ホームページ制作会社を選ぶポイントは以下の5つです。
- 同じ事業でのホームページの制作実績
- 担当者の組織体制
- 明確な予算設定
- アフターフォローの有無
- 納期
同じ事業でのホームページの制作実績
ホームページの制作実績と言っても、さまざまな業種があります。同じ業種の実績があれば、仕事内容や求めているものを事前に把握していることが考えられるので、類似事業での制作実績があるかどうか確認し、実際にページを見せてもらいます。
担当者の組織体制
担当者とのやり取りは、今後ホームページの制作を進めていく上で必要不可欠です。
グループチャットを作ってプロジェクト形式で進めていくケースも増えていますが、メッセージの見落としがあると、納期も先延ばしになってしまいます。
そこで、マンツーマンで確実に対応してくれる担当者がいるかどうかを確認しましょう。
電話、もしくはメールやSNSなどで連絡先を設定し、どの方法で連絡を取り合うのかを決め確実に対応してくれる人がいるかどうかが非常に重要なポイントとなります。
明確な予算設定
ホームページの制作費用は、何を目的にするかで価格設定も変わってきます。そこで、全体の金額を構成する予算の内訳が明確に書かれており、なおかつ、説明で納得できるものなのかどうか精査が必要です。
提示された予算が、妥当なものか判断するためには、複数の業者に見積もりを依頼して比較すると分かりやすいでしょう。
アフターフォローの有無
ホームページは作って終わりではなく、その後のメンテナンスや運用も必要不可欠です。
そこで、運用後の提案があるかどうか、そしてシステムの更新やアフターフォローの有無について確認し、責任を持って対応してくれる会社を選びます。
納期
ホームページ制作は、ビル建築のように目に見えて作っている工程が分かるものではありません。そこで、何にどれくらいの期間がかかり、全体の制作が終わる納期について確認しましょう。
それぞれの項目について、分かりやすい説明があればなお、判断する材料になるでしょう。
制作会社を選ぶ前に準備すること
制作会社を選ぶ前に準備しなければいけないことは以下の4つです。
- 制作目的
- ターゲット
- 予算
- 納品希望日
制作目的
まずは、ホームページを作る目的を明確にします。ホームページを作る目的は以下のようなものがあります。
- 会社案内
- 商品やサービスの紹介
- 認知の拡大
- 集客・宣伝
- 人材募集
- ブランディング
- 問い合わせ
- 予約
この他にもホームページを作ることで得られる効果はたくさんありますが、作る目的によって内容やコンテンツも変わってきます。
ホームページを作る目的を明確にした上で、制作会社との打ち合わせに臨むようにしましょう。
ターゲット
ターゲットとは顧客となるユーザーです。
年齢や性別、職業や価値観なども踏まえて、ターゲットを明確化します。これは、細かれば細かいほど、ユーザーが好むコンテンツが作れるため、なるべく細かく想定するのがポイントになります。
予算
予算は、ホームページ制作費用と、その後の運用を分けて考えます。そのため、ホームページを立ち上げる費用としてどれだけ確保できるか事前に検討しておきましょう。
納品希望日
ホームページの制作は、準備から計画、そして納品まで数ヶ月単位でかかります。そこで、ホームページを公開する日を決めて、ゴールに向けて準備と計画を練っていきます。
最短でも数ヶ月かかるので、余裕を持って半年前から準備を開始すると、漏れやミスを防ぐことになるため、公開日から納品希望日を逆算して計画的に進めていく必要があります。
制作会社は見積もりを依頼して比較
ホームページの制作は、業者選びから見積もりの比較とやらなければいけないことがたくさんあります。
「別な業者にすれば良かった」ということにならないよう、複数の業者に見積もり依頼をして、対応なども見ながら慎重に判断するようにしましょう。
まとめ
ホームページは、会社や法人の顔として、なくてはならない営業ツールのひとつです。会社概要を載せる他、商品やサービスのブランディングやSNSとの連携など活用方法はたくさんあるので、まずは業者選びからはじめていきましょう。