ホームページを開設すると、ユーザーのいろいろな動きが確認できるようになります。しかし、検索結果には表示されているけれど、アクセス数が伸びないという場合は、コンテンツを見てすぐに離脱してしまっているかもしれません。ここでは、抑えておきたいホームページの3秒ルールと解決策について解説します。
目次
ホームページの3秒ルールとは
ホームページの3秒ルールとは、検索結果に表示されたものを順番に見ていった時、続きを読むか、それとも、このページではないと離れてしまうのかをユーザーが瞬時に判断するものです。
その時間はわずか3秒程度と言われ、インターネットで検索するのが習慣化しているため、その時間は徐々に短くなってきています。つまり、3秒以内にそのページの続きを見るかどうか判断がされてしまうため、第一印象が非常に重要なポイントになります。
3秒で離脱してしまう原因
ホームページを見ても3秒で検索結果に戻ってしまう原因は主に2つです。
- ページ速度が遅い
- 情報が伝わりにくい
ページ速度が遅い
検索結果の上位に表示されても、ページを開く際に速度が遅いと中身すら見てもらうことができません。ページの読み込みが遅い理由は、画像や動画が重いなどが考えられるので、画像を使う際には圧縮するなどの改善が必要です。
また、サーバーに負荷がかかってしまっている可能性もあるため、無料でページの速度を測定できるツールを活用して、速度に問題がないか確認してみましょう。
無料で測定できるGoogleのツールはこちらをチェックしてみてください。
情報が伝わりにくい
ユーザーは常に答えを求めて検索をしています。しかし、情報が伝わりづらく、答えが見つからない場合も同じように検索結果に戻って違う答えを見つけに行ってしまいます。
タイトルはもちろん、見出しで情報の選択肢を与え、画像で視覚化するなど、細かな配慮が必要です。
3秒で離脱しないための解決策
3秒で離脱せず、コンテンツを読んでもらうためにはさまざまな施策が必要です。具体的には以下の6つがあるので、ひとつずつ確認していきましょう。
- 第一印象(ファーストビュー)を重要視する
- 表示速度を意識する
- 興味を持たせるキャッチコピー
- 伝えたい情報を整理する
- スマホ対応にする
- 操作性をチェックする
第一印象(ファーストビュー)を重要視する
検索結果に表示されたものを開いた時、直観で「何か違う」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。これは、検索したキーワードとコンテンツの中身にギャップがあるためです。
デザインのアンバランスさなどを感じて、離脱してしまうケースも多いので、コンセプトを明確にし、デザインを統一することで回避できます。
記事の中身に合った画像の選定など、基本的なことを意識して作成するようにしましょう。
表示速度を意識する
ページを開く時の速度は、非常に重要なポイントになります。遅いと違うページに飛んでしまう原因になるので、上記で紹介したPage Speed Insightsを用いて、修正して少しでも速度が改善されるようにしましょう。
興味を持たせるキャッチコピー
タイトルや見出しなど、キーワードを踏まえつつ、興味を持たせるキャッチコピーも重要です。記事の中身が伝わるようなタイトルや、メリットが得られそうな内容など、数字を用いて具体的な方法を伝えるのも有効です。
特にタイトルにはこだわって、読んでみたくなるような文言を意識しましょう。
伝えたい情報を整理する
記事を読むかどうかは、3秒、もしくはそれ以下の時間で決まってしまいます。離脱してしまう原因のひとつに、情報が整理されておらず、結論が見いだせないことが挙げられます。
そこで、目次を使い情報を提示するだけでも、見通しが持てるため、読みたい見出しに飛んで読んでくれることでしょう。
ユーザーファーストと呼ばれる、読み手の満足度を最優先にした設計をして、まずは一つ目の記事を読んでもらうことを目的にしましょう。
スマホ対応にする
ホームページは、会社のパソコンで操作することが多いですが、実際に使うのは、スマホユーザーなので、スマホ対応にしているかどうかは、非常に重要なポイントになります。
長くホームページを運用している場合、スマホ対応になっていないケースもあります。実際にスマートフォンで操作してスマホ対応になっていなければ、変換が必要です。
ホームページがスマホ対応になっているかどうかは下記のサイトでチェックができます。
まずは、スマホ対応になっているかどうか、確認することからはじめてみましょう。
[関連記事]ホームページをスマホ対応にしていますか?必要な理由と対策法
操作性をチェックする
ホームページは、どうしてもパソコンの画面で操作することが多いので、ユーザーが利用するスマホで操作性を確認することが重要です。
まずはスマホを用意し、キーワードを入力。検索結果の画面にどのように表示されるのか、そして、実際にページを開いた時の感想や、読み進めた時にストレスを感じるかどうかなどを体験し、スムーズに読み進められないと感じた個所は修正して改善していきましょう。
これらを何度も繰り返していくことで、コンテンツの質が上がっていきます。
まとめ
ホームページは、24時間365日いつでもどこでも常に稼働してくれます。しかし、作ったものが見てもらえない。しかもその時間が3秒以内で判断されているということを聞くと、改善の余地があります。作ったものが有効に活用され、集客や利益に結び付くよう、まずはスマートフォンで確認してみてください。