SEO対策について、SEO 専門の業者に見積もりを依頼したが、想像以上に金額が高くびっくりしたという人も多いのではないでしょうか。SEOは個人でも力を入れて活動している人も増えています。ここでは、SEOをフリーランスに依頼するメリットとデメリット。そして依頼する前に確認すべき項目について解説します。
SEOを外注するメリット
SEOは、簡単に結果が出るものではなく、長期的に取り組む必要があります。SEOを自社ではなく業者に外注するメリットは以下の3つです。
- 本業に集中できる
- 最新のアルゴリズムに対応
- サイトの分析と課題を対策してもらえる
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本業に集中できる
検索結果の上位に表示させるSEO対策は、キーワードの選定の他、タイトルや見出しのタグの選定、モニタリングに修正など公開後も適宜修正を行わなければいけません。
これをやれば確実に成功する!というマニュアルがないため、日々試行錯誤が必要です。SEOを外注するメリットは、本来の担当業務に集中できるという点です。
定期的に進捗状況の報告があるため、毎日、コンテンツの管理運営をする手間が省けるのは大きなメリットになるでしょう。
最新のアルゴリズムに対応
アルゴリズムとは、検索エンジンが独自に定める算出方法のことで、不定期にアップデートされる基準に応じて、検索結果の並び替えが行われます。
Google検索では、年に3回~4回程度大規模なアップデートがあります。しかし、その時期や内容については公開されておらず、アップデートに合わせてコンテンツの修正をする必要があります。
最新のアルゴリズムの把握は、知識とノウハウが必要なため、普段からウェブ担当として携わっていないと、内容を理解するのも難しくなります。
しかし、SEOを外注すれば、業者の方で情報収集してくれますし、どのような対処が必要なのかアドバイスしてくれるというメリットがあります。
サイトの分析と課題を対策してもらえる
SEO対策は、キーワードを選定し、タイトルや見出し、内部リンクなどの施策を施した後、公開されます。しかし、公開された後が非常に重要になり、どのような年代のユーザーがページを訪れたのか。そしてどのページから入って、どのページで出ていってしまったのかを把握し、修正する必要があります。
サイトの分析と課題は、数値として現れるので、数字を見て仮説を立て、その課題を解決するための方法を見出して検証していく必要があります。
外注すれば、公開後のサイトの問題点を見つけ出し、解決してくれるというメリットがあるのです。
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SEOを外注するデメリット
SEOを外注するデメリットは3つです。
- 運用体制が可視化しづらい
- ノウハウが蓄積できない
- 候補を探すのが難しい
運用体制が可視化しづらい
SEOを外注すると、担当者が日々コンテンツをチェックして修正と報告をしてくれますが、具体的にどんな作業をして、どれくらいの労力がかかっているのか見えにくいという点があります。
ある程度作業内容が分かれば、外注せず自社でできるかもしれないという予測がつきますが、可視化しづらいため、外注先に任せきりになってしまう現状があります。
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ノウハウが蓄積できない
具体的な作業内容が把握しにくいため、何を作業すればいいのかというノウハウが蓄積できないというのもデメリットのひとつです。
そのため、継続的にSEOを外注で依頼するという会社も増えています。
候補を探すのが難しい
SEO対策は、インターネットが普及してからできた事業なので、どの会社がいいのか、会社選びにも苦労します。
また、SEOを請け負う会社の数も増えているため、どのような基準で選んだらいいのか分からないというのも、会社を選ぶ際に苦労する点のひとつです。
フリーランスにSEOを依頼するメリット
フリーランスにSEOを依頼するメリットは以下の3つです。
- コストが抑えられる
- 土日など柔軟に対応してくれる
- スピード感が期待できる
コストが抑えられる
SEOを依頼する際、フリーランスと会社に依頼するという選択肢があります。
フリーランスの場合は、一人で担当するのに対して、会社ではチームで担当するためその分予算がかかります。
どこまでフリーランスにSEOを依頼するかにもよりますが、業者に依頼するより単純に1人に依頼するため、コストが抑えられるというメリットがあります。
クラウドソーシングでは、会社から独立してこれからフリーで生計を立てようと考えている人もいるため、運がよければ優秀な人材に格安の料金で依頼できるかもしれません。
土日など柔軟に対応してくれる
SEO対策を企業に依頼すると、どうしても土日が休みになるため、スケジュールがタイトになってしまいます。
しかし、フリーランスは案件に応じて稼働している人が多いため、土日や祝日など関係なく対応してくれます。
スピード感が期待できる
土日以外にも、フリーランスには定時という概念がないため、納期に応じて夜間や早朝など空いた時間も有効に活用して作業しています。
気になることや、確認したいことを連絡しても、会社の場合、土日は連絡が取れないケースもあります。しかし、フリーランスならすぐに返信があり、スピード感が期待できるのも大きなメリットになるでしょう
フリーランスにSEOを依頼するデメリット
フリーランスにSEOを依頼するデメリットは以下の2つです。
- 社内にノウハウが蓄積されない
- 品質に個人差がある
社内にノウハウが蓄積されない
検索結果の上位に表示させるためには、タイトルや見出しタグを設定する他、内部リンクや外部リンクを設置するなど、やらなければいけないことがたくさんあります。
定期的な報告である程度、実施していることを把握することができますが、実際に自社でやるとなるとノウハウが蓄積されないため、依存してしまうことになります。
これを防ぐためには、外注する期間をあらかじめ定め、それ以降は引継ぎをしていくことを事前に確認し、それぞれが学んでいくことで回避できます。
品質に個人差がある
フリーランスでSEOの実績があっても、扱う業界やジャンルが多岐に渡ります。
あるキーワードで検索結果の上位表示が達成できたとしても、違うジャンルでは難易度が異なるため、品質に個人差が生まれるというデメリットがあります。
フリーランスにSEOを依頼する時には、同業での実績があることを必ず確認するようにしましょう。
フリーランスに確認すること
フリーランスにSEOを依頼する際、確認すべきポイントは以下の5点です。
- SEOについての知識
- 検索結果の実績
- 企画の立案
- コンテンツの改善
- 料金体系
SEOについての知識
SEOとは、特定のキーワードで検索結果の上位に表示させる施策のことですが、基本的な対策方法と、やってはいけないことがあり、また、ファッションや髪型にトレンドがあるように、SEOにも流行があります。
SEOについて、初心者に対して分かりやすく説明できるかどうか。そしてその説明で理解できたかどうかも依頼する際の判断材料になります。
検索結果の実績
SEOについてどの程度実績があるかどうか把握できるのが、検索結果の順位です。
どのようなキーワードで何位を取得したのか、業界やジャンルなどでも良いので、実績の有無について確認しましょう。
企画の立案
コンテンツを作る際、キーワードの選定は非常に重要なポイントとなります。競合他社を調査し、キーワードの難易度や構成などを考え、確実に検索結果の上位表示が狙えるものに取り組む必要があります。
SEOの実績がある人の中には、キーワードが提示されたもので、ライティングを行う人もいるので、企画をしてくれるかどうかも確認すべきポイントになります。
コンテンツの改善
キーワードを選び、ライティングをした後も、定期的にモニタリングをしてコンテンツの改善が必要です。
コンテンツの企画のみだけではなく、モニタリングをして改善してくれるかどうかも確認しましょう。
料金体系
料金体系は、個人によってまちまちなので、費用に対する明細を比較して検討します。
SEO料金としてざっくり提示するケースもあれば、月額固定で費用が発生するケースや、成果報酬型などもあります。
高過ぎず、安過ぎない費用で、なおかつ納得できる料金体系であることがポイントになるので、複数のフリーランスに依頼して比較して検討するようにしましょう。
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まとめ
個人でSEOのサービスを提供する人は今後ますます増えていく見込みです。同じ業種での実績の有無やSEOに対する情報の深さ、そして料金など確認すべき項目はたくさんあります。個人で活動している分、フレキシブルに対応してくれることが期待できるので、多くの人が登録しているクラウドソーシングからチェックしてみましょう。