SNSマーケティングとはSNSを活用して集客や販売をしたいけれど、メリットとデメリットについて知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。ここではSNSマーケティングを行うメリットとデメリット。そして企業が取り組む代表的な手法について3つ解説します。

SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは、インターネットやスマートフォンの普及に伴い、多くの人が利用しているSNSを活用して、ビジネスの拡大や発展につなげる活動のことです。

以前は、検索エンジンを使うのが主流でしたが、SNSから情報収集する人も増え、利用者のニーズと、情報発信によるビジネスチャンスの拡大が期待できるようになりました。

多くの人が利用しているからこそ、それぞれのSNSの特徴を踏まえてイベントの告知やプロモーションをするのに有利な時代になってきているのです。

SNSマーケティングをするメリット

SNSを活用してマーケティングをするメリットは以下の5つです。

  1. 無料ではじめられる
  2. 認知度の向上
  3. 潜在層へのアピール
  4. 集客・販売
  5. ブランディングのツールとして活用できる

無料ではじめられる

SNSマーケティングは、無料ではじめられるため、公式のアカウントを作れば今日からでも運用可能です。費用をかけず手軽に始められるのもSNSを活用するメリットのひとつです。

認知度の向上

話題性のある投稿は多くの人の注目を集めることができ、一気に認知度を上げることができます。

また、SNSのフォロワー数も人気を示す数字のひとつになるでしょう。

潜在層へのアピール

多くの人に知ってもらうことができれば、今まで商品やサービスを知らなかった潜在層にアピールすることができ、大きな広告効果が期待できます。

今まで伝えるのが難しかった潜在層にアピールできるのは、SNSを活用する最大にメリットになるでしょう。

集客・販売

多くの人に知ってもらうことで、集客や販売へとつなげることもできますし、SNSを介して直接コミュニケーションが取れるので、商品やサービスに対しての評価などを得ることもできます。

口コミや評価は改善するための大事なツールになりますし、その過程を示すことでより親近感を持ってもらうこともできます。

SNSマーケティングに正解はないため、やり方次第で運用方法が無限に広がるのもSNSを活用するメリットになるのです。

[関連記事]SNSで集客を行うメリットとデメリット。集客のコツ

ブランディングのツールとして活用できる

SNSは多くの人が利用していることから、知らなかったことが認知され、イメージが広がりブランド化することもできます。

最初にストーリーを作って、投稿していく方法もありますし、ユーザーの反応を見ながら軌道修正していくという方法も。他社との差別化を図れるツールになるでしょう。

SNSマーケティングをするデメリット

SNSは手軽にはじめられるツールの一つですが、デメリットも存在します。

  1. 担当者の設置が必須
  2. 長期的な取り組みが必要
  3. 外注すると別途予算が必要
  4. 炎上リスクを伴う

担当者の設置が必須

SNSを活用したマーケティングは、日々の投稿が要になります。そのため、担当者を設置して毎日投稿をしなければいけません。

また、定期的に投稿の分析をし、どのような投稿に人気があるのかを調査して投稿に反映させる必要があります。

長期的な取り組みが必要

SNSの投稿は、多くの人に目に触れるため定期的な更新が必要不可欠です。また、短期的に結果は出ないため、数ヶ月単位で取り組む必要があります。

投稿内容や頻度、投稿する時間帯やユーザーの反応に対する返信など、丁寧に行うことによって効果に繋がるため、長期的に取り組まなければいけません。

外注すると別途予算が必要

SNSに詳しい人がいない場合や、担当する業務で手が足りない場合は、外注するという方法もあります。

SNSの運用代行では、依頼するSNSの数や投稿頻度にもよりますが、数万円から数十万円単位で費用がかかります。

炎上リスクを伴う

SNSの投稿は、何気ない投稿でも多くの人の目に触れることから、炎上リスクがあります。

気をつけているつもりでも、解釈の仕方次第で、炎上する恐れがあり炎上は積み上げてきた信用を損ねてしまうため、最大限配慮が必要です。

[関連記事]SNSが炎上してしまった時の対処法と具体的に実践できる7つの対策

企業が取り組む代表的なマーケティング手法

SNSでは、日々の投稿以外に活用できるマーケティング手法がたくさんあります。その中でも特に注目されているのが以下の3つです。

  1. SNS広告
  2. SNSキャンペーン
  3. インフルエンサー

SNS広告

SNS広告とは、YouTubeやInstagram内に広告を配信するものです。ユーザーは年齢や住所など大まかな情報を登録しているため、ターゲットを絞って広告を配信することができます。

また、テキストやバナー広告と違って、おすすめに表示されるものもあり、受け入れられやすいというメリットもあります。

SNSキャンペーン

SNSのキャンペーンは、フォローやいいねをしてくれた人を対象にプレゼントや抽選を行うものです。体験型のプロモーションとしてユーザーとコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

インフルエンサー

SNSでは、フォロワーが数万人以上いるインフルエンサーが存在します。それぞれ特化している内容が違うため、似たような情報を投稿しているインフルエンサーを探し、イベントの告知やサービスの紹介などをしてもらいます。これらは案件と呼ばれ別途費用が発生しますが、数万人に情報を広げることができることを考えると、広告効果は高いといえます。

活用できる代表的なSNS

SNSは年々多様化しており、文字を発信するものから動画を見るものまで多種多様です。

活用できる代表的なSNSは6つあります。それぞれ特徴は以下をご覧ください。

SNS名特徴月間アクティブユーザー数(百万人)
X (旧:Twitter)140文字という短い文章で、今の気持ちをつぶやく。いいねや、リツィート機能があり、幅広い世代で活用436
LINELINEのユーザー同士でメッセージや音声通話ができるチャット型のアプリ 
Facebook実名登録制で友人と近況が共有できる。実名登録制という特徴から中高年の利用が多い2910
YouTube世界最大の動画共有サービス。子どもから高齢者まで年齢を問わず利用2562
Instagram画像を加工しておしゃれな投稿が可能!インスタ映えという言葉が流行し、特に20代~30代の若い世代を中心に支持されている1478
Tik Tok15秒から1分前後のショート動画を視聴、シェアできるサービス1000

参考:総務省

それぞれ、利用している世代や、目的が違うためマーケティングを行う事業形態に合ったSNSを選ぶ必要があります。

まとめ

SNSは今後も多様化し、なくてはならない情報サービスのひとつとして支持されていくことでしょう。やり方次第では認知度アップや消費行動に影響を与えることも十分可能なので、プライベートで使っているものから、企業の公式をチェックし、SNSマーケティングにも生かしていきましょう。